2016年7月31日日曜日

7月も終わり



7月も今日で終わりです。早かったです。

今日は雷の音が遠くから聞こえてきましたが雨は降りませんでした。

最近雨が全く降ってないです。 

一気に土砂降りにならないか心配です。

明日、8月1日月曜日はジャンプの発売日です。




糟谷茂男の弟、篤二の昔の話第22話を載せます。

やいと花
 蓮などと一緒に(くさむら)をなして白銀のやいと花が咲いた。蔓は臭い匂ひがした。花は教会の鐘を倒さにしたような可愛らしい形をしていた。そいつをとってきて金だらひの水に逆さに浮かせると花は波にゆられてお豆にひっつきあったり離れたりして涼しい形をつくってみせた。



2016年7月29日金曜日

7月ものこりわずか


7月も残りわずかです。

今年はまだ高津川で泳いでないので暇をみつけて泳ぎにいきたいです。

写真はあの飛び込みができる赤い橋がある所です。

綺麗なリバーサイドビーチですね。





糟谷茂男の弟、篤二の昔の話第21話を載せます。

柳まいり   (八月七日)
 盆の二三日前に柳参りといふのがあった。お寺の庭の周囲には地蔵さんや羅漢さんが石に彫ってあったがその地蔵さんに柳の葉を一枚一枚そなへてまはった。川端の柳の葉をとって水で洗って夜になるのを待った。そうして出かけるともうお寺の門は賑やかに子供等で一ぱいだった。早速柳の葉を供へてまはった。柳の葉は青く涼しく重なっていった。

2016年7月28日木曜日

なかなか雨が降らない

暑い。 時々雨雲ができますが、それでもなかなか雨が降らないです。 七日市で降っても六日市では降らないこともあって標高が高い山間部ならではの天候だなぁと思います。




最近最も注目されている本。

「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」


今この本を読んで挑戦中です。開脚できるようになればいいな。




The Beatlesが残した唯一のライヴ・アルバム!

9月9日に発売予定。予定税込価格 :2,808円。

予約注文受付中です。

糟谷茂男の弟、篤二の昔の話第20話を載せます。


水あびにゆく道
 盆も近い暑さの中をみんな毎日水浴びにいった。殆ど谷川といふてよい位な山川なので広い泳場所はあまりなかったが、その中でも恩給淵は水が青々とたたへられていてどれ位の深さなのかわからなかった。すぐ上が杉の山で、その山の岩がきりたって落ちて淵を作っていた。身軽な兄達はその岩の上から飛びこんでいた。それ位底がしれない深さだった。

昼飯がすむと僕達はさそひあってこの淵へ上っていったが、その途中は青い田が暑さの為にむうんと匂ひ、その畦道(あぜみち)にはもう大豆の花がうす紫に咲きはじめていた。その豆の葉をジョウゴの様に入れて右の掌で叩いた。豆の葉はゆびの輪の中で高い澄んだ音をたててパチッと破れた。その音が土用の蒼天にひびいて何ともいへず心持がよかった。そうして淵へ出るのは楽しいことだった。

2016年7月26日火曜日

7月末

糟谷茂男の弟、篤二の昔の話第19話を載せます。


7、(にな)とり
土用の牛の日には蜷の煮たのをたべた。蜷を食べると病気にならぬとか回虫(かいちゅう)が湧かないとかいった。とに角何かのまぢないであった。前の日川へいって魚籠へ一ぱいとった。一日砂を吐かすと母が煮てくれた。煮た蜷はにがみがそこしありうまかった。さざえの様に殻の中から腸ごとぐるりと出たがその腹だけを切って数かぎりなく食べた。蜷の殻はみどり色をしたのもあってうつくしかった。