2015年5月7日木曜日

母の日にオススメの本たち


出版社名 :ブロンズ新社
出版年月 :2006年3月
ISBNコード :978-4-89309-382-0
(4-89309-382-7)
税込価格 :1,296円






まずゲオルグ・ハレンスレーベンさんによる絵が

とてもかわいいです。

アン・グットマンさんによる文章もとてもやさしくて素敵です。

最期のおかあさんのことばに泣かされます。

母の日に是非親子で読んで欲しい一冊です。


おかあさんとあたし。1&2
ムラマツエリコ/著 なかがわみどり/著
出版社名 :大和書房
出版年月 :2014年4月
ISBNコード :978-4-479-67081-0
(4-479-67081-5)
税込価格 :1,620円






読んでいると自分のおかあさんとの記憶が思い出されます。

あたたかくやさしい記憶、懐かしさが蘇ってきて、

おかあさんに「ありがとう」と言いたくなります。

最期の方に自分で書き込むページもあるので

是非そこに書き込んで

母の日におかあさんにプレゼントすると良いでしょう。

おかあさんと一緒に読んでこんなこともあったねっと

昔の思い出を話したくなる一冊です。


おかあさんだいすきだよ
みやにしたつや/作絵
出版社名 :金の星社
出版年月 :2014年2月
ISBNコード :978-4-323-07275-3
(4-323-07275-9)
税込価格 :1,296円






優しい絵のタッチと、『子供はみんなお母さんが大好き』という

作者からの思いが伝わってくる心温まる絵本です。

お母さんという存在が子供達にとってなにより大切な存在で、

お母さんにとっても子供がなによりも大切な存在で

ある事を思い出させてくれるような内容です。

大人になっても親子は親子。

小さなお子さんだけでなく、様々な世代の家族が

母の日に読んでほしい1冊です。





いたどり水車

 春になると(わらび)とりにいった。峠を越した堤のほとりでも採ったが時には山を幾つか越えて遠い遠い滝のある処まで行くことがあった。そんな時は背に負ひきれぬ位沢山とった。その帰り道に大きないたどり折って帰った。いたどりは食べれば酸っぱかったが遊びごとにもつかった。大きいいたどりを二寸位にきって其両端を五分位の深さで少さく切り込み水の中へ入れて置くとその切れ端がぐるッと反りかへった。いたどりは竹の様に中が空いているので、其の中へ細い竹の軸をとほすともう水車が出来上がる。家の前の小川はそろそろ田植ちかくなるのでぐっと水が減っている。これに石を二つ置いて水車の竹軸をわたすと、いたどりは反りかえったところに流れをうけてくるくるくるとまはる。水の流れが迅ければ小さい水玉をはねあげてその可愛さといったらない。五月の晴れやかな流れのあちこちで此の掛け忘れられた水車がいつまでも廻っていることがあった。

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